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 「 2024年度 過去問セレクト模試 」


 「保安管理技術」

 問題 1
次のイ,ロ,ハ,ニの記述のうち,冷凍サイクルおよび冷凍の原理について正しいものはどれか.

 イ.圧縮機の吸込み蒸気の比体積を直接測定することは困難である.そのため,圧縮機吸込み蒸気の比体積は,吸込み蒸気の
   圧力と温度を測って,それらの値から冷媒のp-h線図や熱力学性質表により求められる.比体積の単位は(m3/kg)で
   あり,比体積が大きくなると冷媒蒸気の密度は小さくなる.

 ロ.圧縮機の圧力比が大きいほど,圧縮前後の比エンタルピー差は大きくなる.その結果,単位冷媒循環量当たりの理論断熱
   圧縮動力も大きくなる.

 ハ.膨張弁は,過冷却となった冷媒液を絞り膨張させることで,蒸発圧力まで冷媒の圧力を下げる.このとき,冷媒は周囲との
   間で,熱と仕事の授受を行うことで冷媒自身の温度が下がる.

 ニ.理論ヒートポンプサイクルの成績係数は,理論冷凍サイクルの成績係数よりも1だけ大きな成績係数の値となる.

 (1)イ,ニ (2)ロ,ハ (3)ハ,ニ (4)イ,ロ,ハ (5)イ,ロ,ニ


 問題 2
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、熱の移動について正しいものはどれか。

イ.冷凍装置に使用される蒸発器や凝縮器の伝熱量は、対数平均温度差を使用すると正確に求められるが、条件によっては、
  算術平均温度差でも数%の差で求めることができる。

ロ.固体壁を隔てた流体間の伝熱量は、伝熱面積、固体壁で隔てられた両側の流体間の温度差と熱通過率を乗じたもので
  ある。

ハ.固体壁と流体との熱交換による伝熱量は、固体壁表面と流体との温度差、伝熱面積および比例係数の積で表され、この
  比例係数を熱伝導率という。

ニ.熱の移動には、熱放射、対流熱伝達、熱伝導の三つの形態が存在し、冷凍・空調装置で取り扱う熱移動現象は、主に熱放射
  と熱伝導である。

   (1)イ、ロ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、ニ


 問題 3
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機の性能、軸動力などについて正しいものはどれか。

イ.冷凍装置の実際の成績係数は、理論冷凍サイクルの成績係数に断熱効率、機械効率、体積効率を乗じて求められる。

ロ.実際の圧縮機の駆動軸動力は、理論断熱圧縮動力と断熱効率により決まる。

ハ.往復圧縮機の断熱効率は、一般に、圧力比が大きくなると小さくなる。

ニ.圧縮機の実際の冷媒吸込み蒸気量は、ピストン押しのけ量と圧縮機の体積効率の積で求められる。

   (1)イ、ロ (2)ロ、ハ (3)ハ、ニ (4)イ、ロ、ニ (5)イ、ハ、ニ


 問題 4
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒について正しいものはどれか。

 イ.アンモニアガスは空気より軽く、室内に漏えいした場合には、部屋の上方に滞留する。

 ロ.R134aとR410Aは、ともに単一成分冷媒である。

 ハ.非共沸混合冷媒は、圧力一定のもとで凝縮するとき、凝縮始めの冷媒温度(露点温度)と、凝縮終わりの冷媒温度
   (沸点温度)の間に差が生じる。

 ニ.0℃ における飽和圧力を標準沸点といい、冷媒の種類によって異なっている。

 (1)イ、ハ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、ニ


 問題 5
 次のイ,ロ,ハ,ニの記述のうち,圧縮機について正しいものはどれか.

 イ.圧縮機は,冷媒蒸気の圧縮の方式により容積式と遠心式に大別される.容積式のスクリュー圧縮機は,遠心式に比べて
   高圧力比での使用に適している.

 ロ.多気筒の往復圧縮機では,吸込み弁を閉じて作動気筒数を減らすことにより,容量を段階的に変えることができる.

 ハ.強制給油式の往復圧縮機は,クランク軸端に油ポンプを設け,圧縮機各部のしゅう動部に給油する.この際の給油圧力は,
   油圧計指示圧力とクランクケース圧力の和となる.

 ニ.圧縮機の停止中に,冷媒が油に多量に溶け込んだ状態で圧縮機を始動すると,オイルフォーミングが発生することがある.

 (1)イ,ハ (2)イ, ニ (3)ロ,ハ (4)ロ,ニ (5)ハ,ニ


 問題 6
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、凝縮器および冷却塔について正しいものはどれか。

イ.シェルアンドチューブ凝縮器は、円筒胴と管板に固定された冷却管で構成され、円筒胴の内側と冷却管の間に
  圧縮機吐出しガスが流れ、冷却管内には冷却水が流れる。

ロ.二重管凝縮器は、冷却水を内管と外管との間に通し、内管内で圧縮機吐出しガスを凝縮させる。
ハ.冷却塔の運転性能は、水温、水量、風量および湿球温度によって定まる。また、冷却塔の出入口の冷却水の温度差は、
  クーリングレンジといい、その値はほぼ5k程度である。

ニ.蒸発式凝縮器は、空冷凝縮器と比較して凝縮温度が高く、主としてアンモニア冷凍装置に使われている。

  (1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)イ、ハ、ニ


 問題 7
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、蒸発器について正しいものはどれか。

イ.蒸発器の冷凍能力は、冷却される空気や水などと冷媒との間の平均温度差、熱通過率および伝熱面積に比例する。

ロ.大きな容量の乾式蒸発器は、多数の伝熱管へ均等に冷媒を送り込むために、蒸発器出口側にディストリビュータを取り
  付ける。

ハ.液ポンプ方式の冷凍装置では、蒸発液量の3倍から5倍程度の冷媒液を強制循環させるため、蒸発器内に冷凍機油が
  滞留することはない。

ニ.一般的な散水方式の除霜は、送風機を運転しながら水を冷却器に散水し、霜を融解させる方式である。

  (1)イ、ハ (2)イ、ニ (3)ロ、ニ (4)イ、ロ、ハ (5)ロ、ハ、ニ


 問題 8
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、自動制御機器について正しいものはどれか。

イ.自動膨張弁は、高圧の冷媒液を低圧部に絞り膨張させる機能に加えて、冷凍負荷に応じて冷媒流量を調節して
  冷凍装置を効率よく運転する機能の二つの役割を持っている。

ロ.定圧自動膨張弁は、蒸発圧力が設定値よりも高くなると開き、逆に低くなると閉じて、蒸発圧力をほぼ一定に保ち、
  蒸発器出口冷媒の過熱度を制御する。

ハ.吸入圧力調整弁は、圧縮機吸込み圧力が設定値よりも下がらないように調節し、凝縮圧力調整弁は、凝縮圧力を
  所定の圧力に保持する。

ニ.圧力スイッチは、圧縮機の過度の吸込み圧力低下や吐出し圧力上昇に対する保護、凝縮器の送風機の起動、
  停止などに使われる。

  (1)イ、ハ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、ニ


 問題 9
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、附属機器について正しいものはどれか。

イ.高圧受液器内には、常に冷媒液が保持されるようにし、受液器出口から冷媒ガスが冷媒液とともに流れ出ないように、
  その冷媒の液面よりも低い位置に液出口管端を設ける。

ロ.圧縮機から吐き出される冷媒ガスとともに、若干の冷凍機油が一緒に吐き出されるので、小形のフルオロカーボン冷凍
  装置でも、一般に、油分離器を設ける場合が多い。

ハ.冷凍機油は、凝縮器や蒸発器に送られると伝熱を妨げるので、液分離器を圧縮機の吸込み蒸気配管に設け、
  冷媒蒸気と冷凍機油を分離する。

ニ.サイトグラスは、冷媒液配管のフィルタドライヤの下流に設置され、冷媒充填量の不足やフィルタドライヤの交換
  時期などの判断に用いられる。

   (1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)イ、ニ (4)ロ、ハ (5)ハ、ニ


 問題 10
 次のイ,ロ,ハ,ニの記述のうち,冷媒配管について正しいものはどれか.

 イ.冷媒配管では,冷媒の流れ抵抗を極力小さくするように留意し,配管の曲がり部はできるだけ少なくし,曲がりの半径は
   大きくする.

 ロ.冷媒液配管内にフラッシュガスが発生すると,このガスの影響で液のみで流れるよりも配管内の流れの抵抗が小さくなる.

 ハ.容量制御装置をもった圧縮機の吸込み蒸気配管では,アンロード運転での立ち上がり管における冷媒液の戻りが問題に
   なる.一般に,圧縮機吸込み管の二重立ち上がり管は,冷媒液の戻り防止のために使用される.

 ニ.フルオロカーボン冷凍装置に使用する小口径の銅配管の接続には,一般に,フレア管継手か,ろう付継手を用いる.

 (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ


 問題 11
次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置などについて正しいものはどれか。

 イ.圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、容器の外径と長さの積の平方根と、冷媒の種類ごとに高圧部、
   低圧部に分けて定められた定数の積で決まる。

 ロ.溶栓は、取り付けられる容器内の圧力を直接検知して破裂し、内部の冷媒を放出することにより、圧力の異常な
   上昇を防ぐ。

 ハ.高圧遮断装置は、高圧側の圧力の異常な上昇を検知して作動し、圧縮機を駆動している電動機の電源を切って
   圧縮機を停止させる。

 ニ.ガス漏えい検知警報設備は、冷媒の種類や機械換気装置の有無にかかわらず、酸欠事故を防止するために必ず
   設置しなければならない。

 (1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)イ、ハ、ニ


 問題 12
次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置などについて正しいものはどれか。

イ.ガス漏えい検知警報設備は、冷媒の種類や機械換気装置の有無にかかわらず、必ず設置しなければならない。

ロ.溶栓は、圧力を感知して冷媒を放出するが、可燃性や毒性を有する冷媒を用いた冷凍装置では使用できない。

ハ.圧力容器に取り付ける安全弁の最小口径は、容器の外径と長さの和の平方根と、冷媒の種類ごとに高圧部と
  低圧部に分けて定められた定数の積で決まる。

ニ.液封による事故は、二段圧縮冷凍装置の過冷却された液配管や、冷媒液強制循環式冷凍装置の低圧受液器まわり
  の液配管で発生することが多い。

 (1)イ (2)ニ (3)イ、ロ (4)ロ、ハ (5)ハ、ニ


 問題 13
次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、据付けおよび試験について正しいものはどれか。

イ.耐圧試験は、耐圧強度を確認するための試験であり、被試験品の破壊の有無を確認しやすいように、体積変化の大きい気体を
  用いて試験を行わなくてはならない。

ロ.真空試験は、法規で定められたものではないが、装置全体からの微量な漏れを発見できるため、気密試験の前に実施する。

ハ.圧縮機の据付けにおいて、圧縮機の加振力による動荷重も考慮し、十分に質量をもたせたコンクリート基礎を地盤に築き、
  固定する。

ニ.冷凍装置に使用する冷凍機油は、圧縮機の種類、冷媒の種類などによって異なり、特に常用の蒸発温度に注意して
  冷凍機油を選定する必要がある。

   (1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、ニ


 問題 14
次のイ,ロ,ハ,ニの記述のうち,冷凍装置の運転について正しいものはどれか.

 イ.冷凍装置の毎日の運転開始前には,受液器の液面計や高圧圧力計により,冷媒が適正に充填されていることを確認
   する.

 ロ.凝縮温度の標準的な値は,シェルアンドチューブ凝縮器では冷却水出口温度よりも3~5K高く,空冷凝縮器では外気乾
   球温度よりも8~10K高い.

 ハ.冷凍機の運転を停めるときには,液封を生じさせないように,圧縮機吸込み側止め弁を閉じてしばらく運転してから
   圧縮機を停止する.

 ニ.圧縮機の吸込み蒸気の圧力は,蒸発器や吸込み配管内の抵抗により,蒸発器内の冷媒の蒸発圧力よりもいくらか
   低い圧力になる.

 (1)イ,ロ (2)イ,ニ (3)ロ,ハ (4)ハ,ニ (5)イ,ロ,ニ


 問題 15
次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍装置の保守管理について正しいものはどれか。

 イ.横走り吸込み配管の途中の大きなUトラップに冷媒液や油がたまっていると、圧縮機の始動時やアンロードから
   ロード運転に切り換わったときに、液戻りが生じる。とくに、圧縮機の近くでは、立ち上がり吸込み管以外には、
   Uトラップを、設けないようにする。

 ロ.強制給油式の往復圧縮機では、潤滑装置と冷凍機油の状態がその潤滑作用に大きな影響を及ぼす。油圧が過大に
   なると、シリンダ部への給油量が多くなり、凝縮器、蒸発器の熱交換部の汚れを引き起こす。

 ハ.密閉形フルオロカーボン往復圧縮機では、冷媒充てん量が不足していると、吸込み蒸気による電動機の冷却が不十分に
   なり、電動機を焼損するおそれがある。冷媒充てん量の不足は、運転中の受液器の冷媒液面の低下によって確認できる。

 ニ.アンモニア冷凍装置の冷媒系統に水分が浸入すると、アンモニアがアンモニア水になるので、少量の水分の浸入で
   あっても、冷凍装置内でのアンモニア冷媒の蒸発圧力の低下、冷凍機油の乳化による潤滑性能の低下などを引き起こし、
   運転に重大な支障をきたす。

 (1)イ、ロ (2)ハ、ニ (3)イ、ロ、ハ (4)ロ、ハ、ニ (5)イ、ロ、ハ、ニ


「解答」
問題1  問題2  問題3  問題4  問題5 
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問題6  問題7  問題8  問題9  問題10 
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問題11  問題12  問題13  問題14  問題15 
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