3種冷凍独学チャレンジ研究所 本文へジャンプ
 Home 参考図書     

過去問塾

平成27年度 保安管理
 問題 1
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍の原理、冷凍サイクルについて正しいものはどれか。

 イ.物質が液体から蒸気に、または蒸気から液体に状態変化する場合に必要とする出入りの熱量を、顕熱と呼ぶ。
 ロ.冷凍装置の冷凍能力に圧縮機の軸動力を加えたものが、凝縮器の凝縮負荷である。
 ハ.p-h線図上において、乾き飽和蒸気あるいは過熱蒸気状態の冷媒の断熱圧縮過程を表す線は、等比エンタルピー線である。
 ニ.冷凍装置内を液や蒸気などの状態変化を繰り返しながら、単位時間当たりに循環する冷媒量を冷媒循環量という。

(1)ロ (2)ニ (3)イ、ハ (4)ロ、ニ (5)イ、ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 2
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍サイクル、熱の移動について正しいものはどれか。

 イ.理論断熱圧縮動力は、冷媒循環量に断熱圧縮前後の比エンタルピー差を乗じたものである。
 ロ.実際の装置における冷凍サイクルの成績係数は、理論冷凍サイクルの成績係数よりも大きい。
 ハ.熱伝導抵抗は、固体壁の厚みをその材料の熱伝導率と伝熱面積の積で除したものであり、この値が大きいほど物体内を熱が
   流れやすい。
 ニ.固体壁を隔てた流体間の伝熱量は、伝熱面積と流体間の温度差と熱通過率とを乗じたものである。

 (1)ロ (2)イ、ハ (3)イ、ニ (4)ロ、ハ (5)イ、ロ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 3
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷凍能力、軸動力および成績係数について正しいものはどれか。

 イ.冷凍装置の冷凍能力は、蒸発器出入口における冷媒の比エンタルピー差に冷媒循環量を乗じて求められる。
 ロ.実際の圧縮機の軸動力は、理論断熱圧縮動力を、断熱効率と体積効率の積で除して求められる。
 ハ.冷媒循環量を圧縮機のピストン押しのけ量から求めるときは、圧縮機の吸込み蒸気の密度(または比体積)と体積効率が
   必要である。
 ニ.冷凍装置の実際の成績係数は、理論冷凍サイクルの成績係数に断熱効率と体積効率を乗じて求められる。

 (1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)イ、ニ (4)ロ、ハ (5)ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 4
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒、冷凍機油およびプラインの性質について正しいものはどれか。

 イ.フルオロカーボン冷媒の種類の中で、分子構造中に塩素原子を含むものはその塩素がオゾン層を破壊するとして国際的に
   規制されている。また、塩素原子を含まないものでも地球温暖化に影響を及ぼすとして大気放出を防ぐなどの対策・規制が
   行われている。
 ロ.フルオロカーボン冷凍装置では、圧縮機から吐き出された冷凍機油は、冷媒とともに装置内を循環し、再び蒸発器から
   圧縮機へ戻るが、蒸発器内に冷凍機油が残らないようにする。
 ハ.プラインは空気とできるだけ接触しないように扱われる。それは、窒素が溶け込むと腐食性が促進され、また水分が凝縮して
   取り込まれると濃度が低下するためである。
 ニ.冷凍機油はアンモニア液よりも軽く、アンモニアガスは室内空気よりも軽い。また、アンモニアは銅および銅合金に対して腐食性
   があるが、鋼に対しては腐食性がないので、アンモニア冷凍装置には鋼管や鋼板が使用される。

 (1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)イ、ニ (4)ロ、ハ (5)ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 5
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧縮機について正しいものはどれか。

 イ.圧縮機は冷媒蒸気の圧縮の方法により,往復式と遠心式に大別される。
 ロ.多気筒の往復圧縮機では,吸込み弁を閉じて作動気筒数を減らすことにより、容量を段階的に変えることができる。
 ハ.圧縮機からの油上がりが多くなると、圧縮機内部の潤滑状態が良好となる。
 ニ.圧縮機の停止中に,冷媒が袖に多量に溶け込んだ状態で圧縮機を始動すると、オイルフォーミングが発生することがある。

 (1)ニ (2)イ、ロ (3)イ、ニ (4)ロ、ハ (5)ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 6
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、凝縮器および冷却塔について正しいものはどれか。

 イ.一般に空冷凝縮器では,水冷凝縮器より冷媒の凝縮温度が高くなる。
 ロ.水冷横形シェルアンドチューブ凝縮器では、冷却管内を冷媒が流れて冷媒が凝縮する。
 ハ.冷却塔では、散水された水の一部が蒸発し、その蒸発潜熱で冷却水が冷却される。
 ニ.水冷凝縮器の伝熱管において、フルオロカーボン冷媒側の管表面における熱伝達率は水側の熱伝達率より大きく、水側の
   管表面に溝をつけて表面積を大きくしている。

 (1)イ、ハ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 7
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、蒸発器について正しいものはどれか。

 イ.除霜方法には、散水方式、ホットガス方式、オフサイクルデフロスト方式などがある。ホットガス方式では、高温の冷媒ガスの
   顕熱だけで霜を融解させる。
 ロ.冷凍能力の大きな乾式プレートフィンチューブ蒸発器は、多数の伝熱管をもっている。このため、冷媒をこれらの管に均等に
   分配して送り込むデイストリビュータ(分配器)を取り付ける。
 ハ.プレートフィンチューブ蒸発器に霜が厚く付着すると、風量が減少し、伝熱量が低下するため、除霜運転を行う必要がある。
 ニ.蒸発器における冷凍能力は、冷却される空気や水などと冷媒との間の平均温度差、熱通過率および伝熱面積に正比例する。

 (1)イ、ハ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)イ、ロ、ニ (5)ロ、ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 8
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、自動制御機器について正しいものはどれか。
 イ.一般に、膨張弁から蒸発器出口にいたるまでの圧力降下が大きい場合には、外部均圧形温度自動膨張弁を使用する。
 ロ.小容量の冷凍装置には、キヤピラリチューブが用いられている。キヤピラリチューブは、冷媒の流動抵抗による圧力降下を
   利用して冷媒の絞り膨張を行うとともに、冷媒の流量を制御し、蒸発器出口冷媒の過熱度の制御を行う。
 ハ.冷却水調整弁は制水弁、節水弁とも呼ばれ、水冷凝縮器の負荷が変化したときに凝縮圧力を一定に保持できるように作動し、
   冷却水量を調節す。
 ニ.断水リレーは、冷却水ポンプを停止させることによって装置を保護する安全スイッチであり、水冷凝縮器や水冷却器で断水
   または循環水量が低下したときに作動する。

 (1)イ、ロ (2)イ、ハ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 問題 9
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、附属機器について正しいものはどれか。

 イ.液分離器は、圧縮機の吐出し管に設け、冷媒蒸気中に冷媒液が混在したときに蒸気と液を分離するために用いる。
 ロ.フルオロカーボン冷凍装置の液ガス熱交換器は、冷媒液を過冷却して液管内でのフラッシュガスの発生を防止し、圧縮機吸込み
   冷媒蒸気を適度に過熱するために用いる。
 ハ.冷凍装置に用いられる受液器には。大別して凝縮器の出口側に連結される高圧受液器と、冷媒液強制循環式冷凍装置で
   蒸発器に連結して用いられる低圧受液器とがある。
 ニ.油分離器は、アンモニア冷凍装置や低温用のフルオロカーボン冷凍装置に用いることが多い。アンモニア冷凍装置の場合、
   分離された冷凍機油(鉱油)は劣化しにくく、一般に圧縮機クランクケース内に自動返油される。

 (1)イ、ロ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)ハ、ニ (5)イ、ロ、ハ

____________________
 解答
____________________


 問題 10
 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、冷媒配管について正しいものはどれか。

 イ.横走り吸込み管にUトラップ(U字状の配管)があると、軽負荷運転時や停止時に油や冷媒液がたまり、圧縮機の始動時や
   アンロードからフルロード運転に切り換わったときに液圧縮の危険がある。
 ロ.高圧冷媒液配管内にフラッシュガスが発生すると、配管内の冷媒の流れ抵抗が小さくなって、フラッシュガスの発生がより
   激しくなる。
 ハ.配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、フルオロカーボン冷媒R410Aの高圧冷媒配管に使用できる。
 ニ.フルオロカーボン冷凍装置に使用する鋼配管の接続方式は、一般にフレア継手、ろう付け継手を用いることが多い。

 (1)イ、ロ (2)イ、ニ (3)ロ、ハ (4)ロ、ニ (5)ハ、ニ

____________________
 解答
____________________


 
問題11~15 

  


・3種冷凍独学チャレンジ研究所・ 
copyright (c) 3種冷凍独学チャレンジ研究所  all rights reserved.